パソコンのパーツをざっくり知る。メモリ編。
メモリという部品って何だろう?
(※この記事は2018年12月28日に更新しました。)
パソコンを知ることは、パソコンの部品(パーツ)を知ることです。
ということで、次に知っておく必要がある部品が「メモリ」です。
「メモリ」と聞くと、「データを保存する場所」というイメージが強くないですか?
「フラッシュメモリ」とか「USBメモリ」とか、「メモリ」って名前が付くとデータを保存するための物!ってイメージが僕の中ではあります。
「データを保存する」ってどういうことかと言いますと、例えば、デジカメで撮影した写真のデータをパソコンに取り込んだり、ビデオカメラで撮影した動画のデータをパソコンに取り込んだりしますよね。
これは、パソコンに写真やビデオのデータを保存していることになるんです。
じゃあ、パソコンのどの部品にデータは保存されているかと言いますと・・・
実は、パソコンの部品でいう「ストレージ」と呼ばれる場所に保存しています。
「ストレージ」の代表的なものとしては、HDD(ハード・ディスク・ドライブ)やSSD(ソリッド・ステート・ドライブ)があります。
(※詳しくはまた記事にします。)
じゃあ、パソコンの部品の「メモリ」は一体何をする部品なのかといいますと、データを一時的に保存する場所です。
パソコンの電源が切れても、HDDやSSDに保存されたデータは消えませんが、メモリに保存されたデータは消えてしまいます。
それでも、メモリはパソコンを動かすために必要不可欠な部品です。
その理由は、CPUが人間の脳に当たるとすると、メモリは人間の目の前にある作業スペースに当たるのですが・・・
人の脳(CPU)が計算(演算処理)する際には、計算過程等を一時的に保存する場所、つまり、作業スペースが必要なんです。
作業するスペースがなければ計算ができないようになっています。
そういうものだと覚えてください。
メモリ(作業スペース)がないとCPU(脳)は動けないんです。
CPUとメモリは切っても切れない関係なんです!
また、メモリの容量が大きいほど、一度に処理できる情報も多くなります。
作業スペースが広ければ広いほど、一度に処理できる量も増えるというイメージです。
逆に、どれだけ高性能のCPUを搭載したパソコンでも、メモリの容量が小さいと作業スペースはせまいので、CPUは、能力を十分に発揮できないという結果になります。
メモリの種類について
メモリには、「シンクロナス・ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ」というチップが搭載されていることから、メモリのことを専門的な人は「SDRAM(エスディーラム)」と呼んだりします。
重要なのは、このSDRAMに複数の規格があるということです。
主に「DDR2」、「DDR3」、「DDR4」とありますが、現在の主流は「DDR3」から「DDR4」に移行してきていると思います。
10年以上前の古いパソコンだと「DDR2」のメモリをたまに見かけます。
DDR4が最も新しい規格ですから、最も性能が良いです。
メモリの規格で覚えておきたい点は、規格ごとに互換性がないことです。
DDR4のメモリに対応しているパソコンには、DDR2やDDR3のメモリは使えません。
逆も同じです。
【DDR4(デスクトップ型用)】
【DDR3(デスクトップ型用)】
【DDR2(デスクトップ型用)】
すべてのメモリで穴の位置が少しずつ違うのが分かってもらえたでしょうか?
よく見ると、メモリには製品内容が抱えたシールが貼ってあります。
そこの「DDR4」「DDR3」「DDR2」と書かれているので、そのシールさえ見ればメモリの規格が判断できます。
ちなみに、デスクトップ型用メモリとノートパソコン型用メモリでは相互性もないため、注意が必要です。
【DDR4(ノートパソコン型用)】
メモリの容量はどのくらい?
メモリの容量が大きいほど、作業スペースが広くなり、データの処理が一度にたくさんできます。
では、メモリは、どれくらいの容量が必要なのかが気になりますよね。
メモリの容量の単位は「GB(ギガバイト)」で表示されるのが一般的です。
一般的な事務用のパソコン(文書作成、表計算ソフトの使用、インターネットでウェブを見るなどの用途)で具体的に説明します。
10年以上昔のパソコンだと、メモリは1GBくらいの容量が一般的でした。
今のWindows7だとメモリは4GBくらいの容量が一般的です。
動画を編集したり、パソコンで3Dのゲームをする場合には、大量のデータを処理する必要があるので、32GB以上の容量のメモリが必要な場合もあります。
・・・ところでどうやってパソコンのメモリ容量を確認するかと言いますと、Windows10の場合で説明しますね。
① まず、デスクトップ画面の左下に「Windows」のマーク
(←このマークです。)
にカーソルを持っていき、マウスの「左クリック」します。
②上から4つ目の「システム」をマウスの「右クリック」します。
③このような画面が表示されます。
④「デバイスの仕様」に注目してください。
⑤「実装RAM」が、パソコンのメモリ容量です。
僕のパソコンだと「8GB」のメモリが搭載されていることが分かりました。
ちなみに、DDR4なのかDDR3なのかは、フリーソフト等を使わない限り、パソコンを開けて、メモリに貼られたシールを直接見ないと分かりません。
ところで、Windows7やWindows10には32ビット版と64ビット版という2つの種類があることはご存知でしょうか。
それもさきほどのシステムから確認することができます。
「デバイスの仕様」の下の方に・・・
「64ビット」とありますね。
つまり、僕の使っているパソコンのWindows10は64ビット版であることが分かりました。
32ビット版と64ビット版の違いは、CPU(脳)の違いであり、一度に処理できる情報量が違ってきます。
パソコンの計算って2進法なので、「0」か「1」かの2つなんです。
32ビット版だと、2の32乗が一度に処理できる情報量の最大値です。
2の32乗ですから、「2×2×2×2×2×2×2×2×2×2×2×2×2×2×2×2×2×2×2×2×2×2×2×2×2×2×2×2×2×2×2×2」=「4294967296」になります。
42億9496万7296バイト=約4ギガバイトになります。
つまり、32ビット版だとメモリの上限は4GBになります。
32ビット版のWindowsでは、例えば8GBの容量を持つメモリをパソコンに付けても、利用できるメモリ容量は半分の4GBしかないということです。
64ビット版だと、2の64乗が一度に処理できる情報量の最大値です。
2の64乗ですから、「18446744073709551616」になります。
1844京6744兆0737億0955万1616バイト=約184億ギガバイトになります。
つまり、64ビット版だとメモリは4GB以上も対応できることになります。
容量が大きいメモリを搭載したパソコンの場合、64ビット版のWindowsでなければ、その性能を活かすことができないということです。
メモリの容量を増やすとどうなる?
メモリは、容易に増設できる部品です。
メモリを差し込むためのスロットに空きがあれば、そこに対応するメモリを差し込むだけです。
メモリ容量が小さくて動作が重いパソコンにメモリを増やすだけでパソコンの動作が変わり、快適に使用できるようになります。
ところで、ネットで調べると、できる限り同じメーカーで同じ容量のメモリを使用すべきと書いてあります。
僕みたいなド素人に詳しい理由は分かりません。
ただ、やむを得ずメーカーが別のを使ったことがありますが、問題なく作動しました。
相性の問題かもしれないので、試してみないと分からないのではと思いました。
Windows7にしてもWindows10にしても、最低限4GBはないとパソコンが重くて動かないという症状になることが多いです。
ただし、先ほども申し上げたとおり、32ビット版ですと4GBが限界なので、それ以上増やす意味はありませんのでご注意ください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
メモリをざっくり知ることで、動きが重いパソコンを快適に使えるようにできるかもしれません。
メモリの交換方法についても、また記事にしたいと思っています。
それではまた。
あーろんでした。
パソコンのパーツをざっくり知る。CPU編。
この記事は2018年12月24日に更新しました。
CPUって何?
パソコンを知るためには、パソコンの部品(パーツ)を知ることから。
ということで、まず知っておく必要がある部品がCPU(シーピーユー)です。
一番最初にCPUを知っておくべき理由は、CPUがパソコンの性能を左右する一番根幹の部品だからです。
パソコンを買うとき、目的に合ったパソコンを買うためには、目的に合ったCPUが備わったパソコンから選ぶからです。
CPUは「Central(セントラル)Processing(プロセッシング)Unit(ユニット)」の略称です。
日本語でいうと、中央演算装置と言います。
コンピュータ(パソコン)は、常に演算(計算)をしています。
ディスプレイを見ながらマウスやキーボードを使ってパソコンを操作しますが、パソコン内で操作に対する処理(演算)を行っているのはCPUです。
CPUは、人間で例えると「脳」に当たります。
脳が優れていれば人間として優秀かどうかはともかく、計算は早いですよね?
つまり、CPUの性能がパソコンの性能を決めていると言っても言過ではありません。
CPUには、デスクトップ用もあればノートパソコン用もありますし、高い性能や低い性能のものなど・・・色んな種類があります。
でも、CPUを作って売っている会社って世界に2つしかないんです。
1つは、Intel(インテル)という会社です。
もう1つは、AMD(エーエムディー)という会社です。
この2社しかないのですが、Intel社のCPUが世界シェアの約80%を占めています。
ですから、CPUのことをざっくり知りたければ、Intel社のCPUのことをざっくり知ればいいと思います。
ちなみに、僕が情報システム管理者をしていて、会社のパソコンでAMD社製のCPUに出会ったことがありません。
どんなCPUを使っているか調べる方法とは?
まず自分自身が使っているパソコンのCPUがどんな性能なのかを簡単に調べる方法です。
【Windows10での方法】
①パソコンのデスクトップ画面の一番左下の四角がWindowsのマーク(4つの資格が集まったマーク)の上で右クリックします。
←このマークです。
②上から4つ目の「システム」をクリックします。
④下のような画面が表示されるので、「デバイスの仕様」を見ます。
⑤プロセッサ=CPUの製品名が分かります。
確認した結果、CPUは
Core(TM)i5-3570 → CPU製品の名称
であることが分かりました。
Core i 5(コア アイ ファイブ)と読みます。
Intel社のCPU製品「Core i(コア アイ)」はシリーズです。
Coreiシリーズには「Corei9」「Corei7」「Corei5」「Core3」の4種類があります。
「Corei9」が一番性能が高く、続いて「Corei7」、「Corei5」、「Core3」という順番です。
「Core3」が低性能かと聞かれると「Corei9」よりは性能は落ちますが、その分、値段が安いです。
一般的な事務処理、インターネット接続するパソコンの場合は、「Core3」でも十分な性能です。
「Corei3」は性能の割に安いので、コストパフォーマンスに優れています。
次に、「Corei5-」の後ろの数字である「3570」の意味です。
CPUの性能を調べるとき、「3570」の中で一番大切なのは先頭の数字「3」です。
この先頭の数字は開発された時期を示します。
先頭の数字が上であるほど、CPUは性能が良いものになる傾向があります。
CPUが開発された時期を「世代」と読んでいます。
「3」であれば「第三世代」のCPUを意味します。
最新のCPUは第九世代ですが、2018年10月に発売されたばかりなので、今、実際に家電量販店に売っているパソコンには、第八世代のCPUが入っています。
今後、パソコンを販売・製造している会社が第九世代のCPUを搭載したパソコンを売り出すと思います。
CPUの性能をざっくり調べる
さきほど調べたCPUの型番を検索します。
検索するときに「ベンチマーク」というワードを追加してください。
ベンチマークが、CPUの性能を測る一つの目安になります。
ネット検索(今回は、Google)で先ほどのCPUのベンチマークを検索します。
すると、 CPUのベンチマークを比較するサイトなどが検索結果に表示されました。
サイトによってベンチマークの数値はまちまちなので、よくわからないと思いますが、落ち着いてください。
僕の場合、「PassMark」という英語のサイトが、どんなCPUのベンチマークでも出てくるサイトなので、このサイトで確認しています。
英語なので、全部が全部、読めるわけではありませんが、「Avrage CPU Mark」のところに
引用:PassMark 様
「7113」がベンチマーク、つまりパソコンの性能を測定した数値です。
ベンチマークはどうやって測定しているかというと、測定するソフトウェアがあります。
そのソフトウェアによってCPUの性能を数値化しているということです。
他のCPUと比較する場合には、数字化されて分かりやすいかなと思います。
今回調べたCPUは「7113」でしたが、最新のものでは「30000」近いベンチマークをただき出すCPUもあります。
僕の感覚ですが、文書作成したり、表計算ソフトを使ったり、インターネットで軽い動画を見る程度であれば、ベンチマークが3000もあれば十分だと思います。
7000もあれば、簡単な動画にも対応できる性能だと思います。
10000を超えてくるようなCPUは、ゲーミングパソコン・・・つまり、パソコン用の3Dゲームをプレイしたり、手の込んだ動画を快適に編集したりできるような性能です。
逆にパソコンの動作が快適ではないなというのは、CPUのベンチマークが1500以下のようなものかなという感覚です。
ただ、今後紹介する部品によってもパソコンの性能は左右され、CPUの性能だけではないところがありますので、ご注意ください。
まとめ
・CPUは、人間でいうと脳に当たります。
・CPUの種類は「システム」から簡単に調べられます。
・ベンチマークを調べれば性能が数字化できて比較しやすい。
CPUの話でしたが、なるべく分かりやすく、ざっくりと記事にしてみました。
家電量販店のパソコンコーナで、CPUが異なればパソコンの値段が違います。
それを考えながらパソコンを見ていると、面白いなと思ったりもします。
難しいことは考えず、ざっくり知りましょう。
ではでは、あーろんでした。
情報システム管理者がWindowsで知っておくべきこと。Windowsを更新する理由。Windowsの種類。Windowsの買い方。
Windowsで知っておくべきこと
ド素人情報システム管理者のあーろんです。
情報システム管理者として、Windowsで知っておくべき最低限のことです。
これだけ知っておけば、単なるド素人からド素人情報システム管理者になれるはずです(汗)
Windowsを更新する理由ついて
マイクロソフト社が発売しているOSで、おそらく、2018年現在も日本企業の大半を占めているであろうOSが「Windows7」です。
今も会社のOSは、今もほとんどWindow7であり、僕にとって、とてもなじみ深いOSです。
僕が情報システム管理者になった数年前は、WindowsVistaをWindows7に変えていかなければならないという事情があった頃でした。
2018年現在は、Windows7をWindows10に変えなければならない事情があるんです。
その理由は、Windows7のサポートが2020年1月14日で切れてしまうからです。
サポートが切れると、マイクロソフト社がサポートしてくれないので、脆弱性(弱点)が見つかっても対応(弱点を直して)してくれなくなります。
情報システム管理者に限らず、パソコンを使う人にとって、脆弱性(弱点)を放置するということは、言い換えれば、自宅の玄関のカギを壊れた状態のまま放置しているようなものです。
これは、「情報セキュリティ」における当然のルールであり、原則、サポートが切れたOSを使ってはいけません。
2020年1月14日までにWindows7をWindows10に切り替えてなければならない状況であることを情報システム管理者はまず理解しておかなければなりません。
Windowsを更新する方法は?
更新する方法は2つです。
1つは、Windows7のパソコンを捨てて、Windows10のパソコンを買う方法です。
新しいパソコンを買うという単純な方法ですが、コストを考慮しなければ、とても明快ですね。
もう1つは、Windows7のパソコンのOSをWindows10に変更する方法です。
Windows10を使うライセンス(許可)のみを買って、Windows10自体は、既存のパソコンに入れるので、新しくパソコンを買うよりコストがかかりませんが、更新作業に伴う事務負担が大きいです。
Windowsは何種類もある?
ライセンスが2020年1月14日までに切れるWindows7を例にして説明するのは恐縮ですが、Windows7でもWindows10でも同じで、Windowsは1種類ではなく、複数の種類(エディション)があります。
情報システム管理者として、ざっくり知っておくと考えれば、Windows7だと
① ホームプレミアム(Home Premium) → 家庭用
② プロフェッショナル(Professional) → 中小企業向け
③ エンタープライズ(Enterprise) → 大企業向け
④ アルティメット(Ultimate) → Enterpriseの個人向け
の4つがあるということです。
Windows10の場合も大体は同じようで・・・ざっくり言うと
① ホーム(Home ) → 家庭用
② プロ(Pro) → 中小企業向け
③ エンタープライズ(Enterprise) → 大企業向け
④ エデュケーション(Education) → 教育機関向け
があります(細かく言うと、もっとありますが、ド素人としてはとりあえずこれだけで十分です)。
バージョンによる性能や値段が違いますが、ド素人情報システム管理者からすれば、更新するときには今使っているバージョンと同等のバージョンで選定すれば問題ないと思います。
なお、エンタープライズは、購入できる企業が限られているようですし、エデュケーションは、教育機関向けで一般には購入できないようです。
情報システム管理者は、管理するパソコンにどのエディションが入っているのかを把握しておくことが重要です。
Windowsの購入方法
あなたがWindows10の入ったパソコンを買ったら、そのパソコンでWindows10を使うことができます。
購入方法の1つ目は、Windowsが入ったパソコンを買うことです。
この買い方は「OEM」と呼ばれるものです。
「OEM」は、「他社ブランドの製品を製造すること」で、自動車業界でよく見られます。
例えば、日産という会社が「セレナ」という車を製造していますが、このセレナという車を、スズキという会社が「ランディ」という名前で販売しています。
ここでは、ランディがOEM製品ということになります。
パソコンで言えば、マイクロソフトという会社の「Windows」という製品を、例えば、富士通という会社が「FMV」というパソコンに入れて販売しています。
FMVはOEM製品になりますよね!
つまり、「Windows」が入ったパソコンがありますが、そのパソコンがマイクロソフト社の製品でない限り、すべてがOEM製品になるということです。
難しく言いましたが、「Windows」の入ったパソコンを買って入手した「Windows 」は、OEM版ということです。
OEMの弱点は、パソコンが壊れて使えなくなったら、そのWindowsを使う権限もなくなってしまうことです。
パソコンとともに生き、パソコンとともに死ぬのがOEMです。
2つ目の方法は、「Windows」のOSのみを買う方法です。
パソコンではなく「Windows」のみを買うので、「Windows」を入れるパソコンは別に用意する必要があります。
「Windows」を1つ買えば、どんなパソコンであれ、1台だけ入れることができます。
「Windows」1つに「プロダクトキー」が1つ付いています。
「プロダクトキー」は利用する際に必要な暗号のようなもので、このプロダクトキーを入力して、初めて使うことができます。
自由にパソコンに入れることができるので、パソコンが壊れた場合にも、「Windows」は死にません。
弱点は、コストパフォーマンスが悪い、つまり、割高になります。
その割高を解消する方法として、3つ目の方法は「ボリュームライセンス」という買い方です。
ボリュームライセンスは、「Windows」を複数購入する企業向けの買い方です。
ライセンス つまり、使っていいよという許可のみを買うというイメージですね。
もちろん、「Windows」をパソコンに入れるためのメディアも買う必要がありますが、メディアは1つだけでも買ったらライセンス分だけパソコンに入れることができます。
ボリュームライセンスの場合、複数購入しなければなりませんが、ライセンスを複数買っても、プロダクトキーは1つです。
また、マイクロソフト社が管理している「ボリューム ライセンス サービス センター」(「VLSC」と呼んだりします。)というサイトで、会社の持っているライセンスの種類や個数を調べることができます。
情報システム管理者としては、とても管理しやすいですよね!
「Windows」を知ることが、情報システム管理者の仕事を知ることなので、かなり要約してご紹介しました。
もっと詳しく解説してくれているサイトはたくさんあるので、ここを見てから、色んなサイトをみるといいと思います。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
最後まで読んでいただきありがとうございました。
あーろんでした。
ド素人なりにパソコンに詳しくなるためには、どんな風にパソコンを勉強するべきか
パソコンを勉強すること
情報システム管理者として働くことになってしまった、あーろんです。
僕のパソコンの能力ですが・・・
入力速度はあまり早くないですが、ブラインドタッチはできます。
エクセルでは、簡単な関数は使えます。
ワードで文書を起案することもできます。
でも、壊れたパソコンを直したり、つながらないネットワークを直したりはできません。
パソコンは仕事に欠かせないものですが、そのパソコンは会社に用意してもらったものです。
情報システム管理者になるためのパソコンの勉強をしなきゃ!
・・・でも、当時はパソコンの何を勉強しなければ分かりませんでした。
Windowsを学べ!
日本企業のほとんどのパソコンは「Windows」です。
家電量販店のパソコンコーナーに行くと、売っているパソコンも「Windows」です。
そして、情報システム管理者として管理するパソコンも「Windows」です。
結局、まずは「Windows」を学ぶことが、パソコンに詳しくなることにつながります。
「Windows」は、米国のマイクロソフトという会社が販売しているOSです。
OSとは、オペレーションシステムのことです。
・・・そろそろ、意味が分からなくなってきますよね(汗)
OSは、色んなソフトを動かすためのシステムです。
エクセルという表計算ソフトを動かしているのは、OSである「Windows」です。
ワードという文章作成ソフトを動かしているのは、OSである「Windows」です。
昔、ワープロというものがありました。
ワープロは、見た目はパソコンですが、文書作成ができるだけです。
極端なことを言うと、OSがないので、文章作成ソフトのみが動いているんです。
でも、OSがあれば、色んなソフトを動かすことができます。
OSは、オペレーションシステム、つまり、操作するシステムなので、表計算ソフトや文章作成ソフトを操作できる、ということです。
さらに言えば、OSがあれば、メールもできるし、インターネットだってできるんです。
OSは、オーケストラでいう指揮者です。
指揮者(OS)は、バイオリンやチェロ、フルート、トランペット・・・等々、様々な楽器(ソフト)を操作するんです、それをオーケストラ(パソコン)と呼びます。
楽器(ソフト)を1つ1つ勉強するのは大変ですから、まずは、指揮者(OS)を勉強しようとしたんです。
もう1つだけ学ぶもの、それはパソコンのパーツのことです。
パソコンに詳しい人は、パソコンのパーツのことをよく知っています。
壊れたパソコンを直す人は、パーツのことをよく知っていなければなりません。
CPUやメモリ、ストレージ・・・横文字ばっかりですね(汗)
情報システム管理者になるために、パソコンの仕組みを知ることが必要だと考えたんです。
例えば、動きか重いパソコンも、このパーツを交換すれば、軽くなる!ということが現実に起こります。
簡単には身につかない
引継ぎしてくれたIさんの「仕事をしながら身につける」は、間違っていませんでした。
ですが、正しくは「仕事にしないと、簡単には身につかない」ということです。
なんだこれーってことをたくさん経験し、そのたびに調べて、勉強して、ようやく身についていく。
パソコンに限った話ではないですね。
「Windows」を勉強すること、パソコンのパーツを勉強すること、これは、情報システム管理者に限らず、パソコンを詳しくなるには正しかったです。
これから、できれば実践的なことを書いていければと思っています。
最後まで読んでいただきありがとうござました。
あーろんでした。
【エピソード7】ライセンス管理や情報セキュリティ
情報システムを管理する方法
ライセンス管理をすること
Iさん「情報システムの管理は、色々な方法があるんだ。例えば、パソコンがどこに設置されているのか把握するよね。」
あーろん『物品としての管理ですね。』
Iさん「そうだね。そのほかには、パソコンのソフトウェアを管理する。くわしく言うとライセンス管理するんだ。」
あーろん『ライセンス管理?』
Iさん「例えば、エクセルというソフトがあるよね。このソフトを使うには、使っていいよという販売元の許可が必要なんだ。20台のパソコン全部でエクセルを使うには、エクセルのライセンスが20個必要になるんだよ。」
あーろん『そうなんですか。エクセルのソフトを20本買えばいいんだと思っていました。』
Iさん「家庭のパソコンならそれでもいいんだけど、企業では、コストがかからない方法でないといけない。だから、ソフト自体ではなく、ライセンスを買うという安価な方法を使うんだ。」
あーろん『そうなんですね。ライセンスの方が安いんですね。』
Iさん「それに、ソフトの入った箱を20本買って、20台のパソコンに入れてもいいんだけど、数年後、ソフトが入ったパソコンが壊れちゃったり、その箱を捨てちゃったら、どんな問題が起きると思う?」
あーろん『そのソフトを何本買ったかわからなくなりそうですね。』
Iさん「そのとおり。ちゃんと管理できればいいけど、なかなか難しいよね。でもライセンスは、販売元が把握しているし、専用サイトで確認できたりするんだ。情報システム管理者にとって、ライセンスによって管理する方が、楽なんだ。」
情報セキュリティという管理の方法
Iさん「次は、情報システム管理者としてとても重要な管理方法である情報セキュリティだよ。」
あーろん『じょ、情報セキュリティですか。』
Iさん「情報セキュリティと聞くと、ウイルスとか迷惑メールとかを思い浮かべるよね?情報システム管理者は、情報システムをウイルスなどの様々な脅威から守らないといけないんだ。その手段が情報セキュリティなんだよ。だから、情報システム管理者は、情報セキュリティに精通していなければならないんだよ。」
あーろん『そうなんですね。情報セキュリティってよく分からないんです。』
Iさん「これから身に付けていけばいいんだよ。」
あーろん『そ、そうですね(そのセリフは何回目だろ・・・)』
引継ぎを終えて
こんな感じで、Iさんからの引継ぎは終わりました。
これから身に付けることが多すぎでしょ!?って思っていました。
ですが、そうは言っても、一歩、いや半歩ずつでも進まなければいけませんでした。
これからが本当の苦難の道でした。
続く
![](https://www12.a8.net/0.gif?a8mat=2ZW4CX+EO3ICY+3A66+609HT)
【エピソード6】情報システム管理って何?
情報システム管理って何?
Iさん「ところで、【情報システム】って何を指すと思う?」
あーろん『えっ!?パソコンやネットワークのことじゃないんですか?』
Iさん「パソコンやネットワークも【情報システム】の一部だよ。」
あーろん『ほかに何があるんですか?』
Iさん「うちの会社には、顧客の情報を管理するシステムがあるよね?」
あーろん『はい。むしろ、会社の基幹システムで、本社が管理していて、うちの会社で一番重要なシステムじゃないですか。』
Iさん「その基幹システムを使うためには、何が必要かな?」
あーろん『えっ…。パソコンですよね?』
Iさん「そうだね。他にはなにが必要かな?」
あーろん『ネットワーク…ですか?」
Iさん「そうだね。うちの基幹システムは、本社と各支店がネットワークでつながっているから、ネットワークは必要だね。他には?」
あーろん『えーと…IDやパスワードを入力して・・・』
Iさん「そうそう、基幹システムにIDとパスワードを入力してアクセスするよね。基幹システムは、本社のサーバに入っているから、本社のサーバも【情報システム】だよ。」
あーろん『情報システムは、基幹システムを動かすためのもの全部を指すってことですか。』
Iさん「そのとおり!システム自体、そして、システムを動かす道具であるパソコンやネットワークの全てが【情報システム】を意味するんだ。だから、情報システム管理者は、これらをすべて管理しなければならないんだよ。」
あーろん『大変ですね。』
Iさん「そうだね。基幹システム以外にも、【情報システム】はたくさんあるよね。」
あーろん『何かありましたっけ?』
Iさん「君の部署で使っているエクセルのシステムがあるでしょ?」
あーろん『えっ!?あれも【情報システム】なんですか?簡単な計算式を入れただけなんですけど…』
Iさん「とはいえ、目的を達成するために情報を扱う仕組みなら、それは一つの【情報システム】と言えると思うよ!」
あーろん『そう思うと、【情報システム】ってすごい広いですね。』
Iさん「そうだね。だから、会社にどれだけの【情報システム】があるのかも知る必要があるよね。」
あーろん『【情報システム】がどれだけあるかなんて考えたこともなかったです。』
Iさん『情報システム管理者じゃないと、そんな発想にはならないよね。」
Iさんとの引継ぎもいよいよ佳境です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
あーろんでした。
【エピソード5】情報システム管理者としての心構えとは?
情報システム管理者としての心構え
引き継ぎの続きです。
Iさん「パソコンやネットワークを管理する、あーろんくんの情報システム管理者の仕事のイメージ通りだったね?」
あーろん『そうですね。パソコンが動かない、ネットワークにつながらない、そんな時は、情報システム管理者に連絡していました。だから、情報システム管理者は、その対応をしなければいけないんですね?』
Iさん「そうだね。だけど、管理とは、パソコンが壊れた時や使えない時の対応だけではないよ。その前にやらなきゃいけない事があるんだ。」
あーろん『例えば、何があるんですか?』
Iさん「例えば、パソコンが壊れた時、その壊れたパソコンが、いつ買ったものなのか、パソコンにどんな情報やシステムが入っていたのか、そのパソコンの中身を把握していないと、最善の対策がとれないよね?」
あーろん『そうですね。』
Iさん「情報システム管理者は、どこにどんなパソコンが何台あるかを把握しなくちゃいけない。ネットワークもどんな風につながっているのかを把握していないと、直せない。」
あーろん『確かに。』
Iさん「まず、情報システム管理者は、パソコンの知識よりも何よりも、きちんとパソコンやネットワークを管理する!安定的なパソコンやネットワークの運用ためにはきちんと把握するんだ!・・・という心構えが情報システム管理者には必要だね。」
あろん『情報システム管理者に限らず、物を管理する人の心構えと同じですね。』
Iさん「そのとおり!だから、パソコンの知識は、最初からたくさんは要らないんだ。もちろん、最初から知識はある分に越したことはないけど、情報システム管理者になってから身に付けていけばいい。」
あーろん『なるほど。でも、トラブルが発生したとき、うまく対処できますかね。それが不安なんです。』
Iさん「何かトラブルが発生したとき、スマホで調べてみたらいいよ。時間がかかったとしても、大抵のことは対処はできるよ。そして、仕事としてやって身に付けば、いずれ、調べなくても対処できるようになるから。」
あーろん『なるほど~。少し不安が解消された気がします。』
Iさん「それは良かった。だけど、これから覚えることがたくさんあるから、覚悟してね」
あーろん『で、ですよね~( ;∀;)』
やっぱり甘くはなさそうです。
Iさんからの引継ぎは、まだ続きます。
最後まで読んでいただありがとうございました。
あーろんでした。